公開前チェック
AI Model Automation Workflow

Using SenyaFlo

ノーコードで、AIワークフローを業務に実装する。

このマニュアルは、SenyaFlo を使ってフローを作成・実行・共有する利用者向けの詳細ガイドです。 画面操作、作成手順、管理機能、公開前の確認観点を、実務で迷いにくい順番に整理しています。

このマニュアルの対象範囲

SenyaFlo は、業務手順、AI モデル、外部ツール、ファイル、ナレッジを視覚的なフローとして組み立てるための AI ワークフロー基盤です。このマニュアルでは、利用者が画面から行う操作に限定して説明します。

対象に含むもの

  • ログイン後の画面構成と基本操作
  • フローの作成、編集、実行、エクスポート
  • Files、Knowledge、MCP サーバーの利用
  • API キー、グローバル変数、メンバー、利用量の管理
  • 公開・共有前に確認すべき安全上の注意

対象に含めないもの

  • 内部接続情報や運用担当者向けの構成手順
  • 秘密情報、認証値、実環境固有の設定値
  • サーバー保守、監視、バックアップなどの運用手順
  • 社内専用の個別業務ルール

初めて使うときの流れ

  1. 01

    ログインする

    管理者から案内された SenyaFlo の URL にアクセスし、自分のアカウントでログインします。

  2. 02

    フロー一覧を確認する

    ダッシュボードで Flows を開き、既存フロー、フォルダー、表示タブを確認します。

  3. 03

    新しいフローを作成する

    New Flow を選び、空のフローまたはテンプレートから開始します。

  4. 04

    コンポーネントを配置する

    左サイドバーで入力、処理、モデル、ツール、出力にあたるコンポーネントを探してキャンバスへ追加します。

  5. 05

    接続して実行する

    出力端子から入力端子へ線をつなぎ、プレイグラウンドまたはチャットでテストします。

  6. 06

    共有・連携する

    目的に応じて API アクセス、MCP サーバー、エクスポート、共有プレイグラウンドを利用します。

画面構成と主な用途

01

Flows

通常の業務ワークフローを作成・管理する場所です。検索、表示切替、複数選択、ダウンロード、削除ができます。

02

Components

再利用可能なフロー部品を管理します。機能設定により、MCP タブと切り替わる場合があります。

03

MCP

MCP サーバーとして利用するフローや、登録済み MCP サーバーのツールを扱います。

04

Assets / Files

フローで参照するファイルをアップロード、検索、リネーム、ダウンロード、削除します。

05

Assets / Knowledge

ナレッジベースを確認し、取り込みフローのテンプレートから新しいナレッジ作成を開始します。

06

Settings

一般設定、MCP サーバー、グローバル変数、API キー、メンバー、利用量、請求、メッセージを管理します。

日常的な作業の進め方

1. 要件を決める

誰が、何を入力し、どんな結果を受け取るかを決めます。

2. 最小構成で作る

入力、処理、出力の最小構成でまず動かします。

3. 実データで試す

代表的な入力、境界条件、空の入力、長文入力を試します。

4. 他者が使える形にする

名称、説明、ノート、共有範囲、利用量を確認して公開します。

推奨: 新しい業務フローは、最初から大きく作り込まず、実行できる最小の形から始めると調整しやすくなります。

フロー一覧でできること

フローを探す

  • 検索欄にフロー名や説明の一部を入力します。
  • リスト表示は更新日時や名称を確認しやすく、グリッド表示は内容を視覚的に探しやすい表示です。
  • フォルダーがある場合は、対象フォルダーを選んで表示範囲を絞ります。

フローを開く

  • 通常フローはカードまたは行をクリックするとビルダーで開きます。
  • 再利用部品として扱うコンポーネントは、直接編集ではなく管理メニューから操作する場合があります。

一覧の操作

New Flow
新しいフローを作成します。
Download
選択したフローをファイルとして保存します。
Delete
選択したフローを削除します。関連する履歴がある場合は削除確認の内容を読んでから実行します。
Export
別環境やバックアップ用途でフローを取り出します。
Edit details
名称、説明、アイコンなど、フローの識別情報を整えます。

フロー設計の基本

フローは「入力」「処理」「出力」の順に考えると設計しやすくなります。 先に画面で使うコンポーネントを探すのではなく、業務上の目的から逆算してください。

Input

何を受け取るか

テキスト、ファイル、質問、既存データなど、利用者が投入する情報を決めます。

Process

どう処理するか

モデル、プロンプト、変換、分岐、外部ツール、ナレッジ参照などを組み合わせます。

Output

何を返すか

回答文、分類結果、整形済みデータ、次のシステムへ渡す値などを決めます。

設計時のチェック項目

  • 入力の形式は利用者にとって明確か。
  • 失敗時に、どのノードで止まったかわかるか。
  • テスト用の値や説明不足のノード名が残っていないか。
  • 同じ処理を複数箇所に置いていないか。再利用できる形にできないか。
  • 実行回数や外部サービスの利用制限に影響しないか。

ビルダー画面の操作

キャンバス操作

  • ドラッグでノードを移動します。
  • 出力端子から入力端子へドラッグして接続します。
  • 複数ノードを選択すると、コピー、複製、削除、グループ化などの操作ができます。
  • ノートノードを追加すると、意図や注意点をキャンバス上に残せます。
  • 未保存の変更がある状態で離脱すると、保存確認が表示されます。

便利なショートカット

操作 既定ショートカット
保存Ctrl / Cmd + S
元に戻すCtrl / Cmd + Z
やり直しCtrl / Cmd + Y または Ctrl / Cmd + Shift + Z
コピー / 貼り付けCtrl / Cmd + C / V
複製Ctrl / Cmd + D
プレイグラウンドを開くCtrl / Cmd + K
サイドバー検索/
サイドバー表示切替Ctrl / Cmd + B
ショートカットは Settings > Shortcuts で確認・変更できます。ブラウザーや OS のショートカットと競合する場合は変更してください。

コンポーネントを探して追加する

ビルダー左側のサイドバーには、フローに追加できるコンポーネントがカテゴリ別に表示されます。 検索欄を使うと、名前、説明、カテゴリから目的のコンポーネントを絞り込めます。

検索から追加する

  1. サイドバー検索欄にキーワードを入力します。
  2. 候補から目的のコンポーネントを選びます。
  3. キャンバスへ追加されたら、必要な入力項目を設定します。
  4. 入力・出力端子を他のノードへ接続します。

カスタムコンポーネント

標準コンポーネントで対応できない処理は、カスタムコンポーネントとして作成できます。 チームで再利用する場合は、名称、説明、入力項目、出力項目をわかりやすく整えてください。

接続できないときの確認

  • 入力端子と出力端子の種類が合っているか確認します。
  • 必要な前処理や変換コンポーネントが抜けていないか確認します。
  • 同じノード内で無効な接続を作ろうとしていないか確認します。
  • 接続先が別の値を期待している場合は、処理順を見直します。

実行と調整

実行前に確認すること

  • 入力ノードと出力ノードが存在するか。
  • 必須項目が未入力のノードがないか。
  • モデルや外部ツールの利用に必要な値が設定されているか。
  • テスト用の入力例が用意されているか。

実行後に見ること

  • 期待した形式で結果が返っているか。
  • 不要な情報が出力に混ざっていないか。
  • 失敗時のメッセージから、どのノードで問題が起きたか推測できるか。
  • 同じ入力で結果が大きくぶれないか。

調整の順番

  1. 入力値を短くして、最小ケースで成功するか確認します。
  2. 接続順と端子の種類を確認します。
  3. ノードごとの必須項目を確認します。
  4. プロンプトや変換条件を小さく変更し、結果を比較します。
  5. 改善後は、代表的な入力を再度まとめて試します。

共有・公開・外部連携

ビルダー上部の共有メニューから、フローを外部へ渡すための操作を行います。 表示される項目は、利用している環境で有効な機能により異なります。

APIアクセス

外部システムからフローを呼び出すための情報を確認します。利用する場合は API キーと権限範囲を確認してください。

エクスポート

フローをファイルとして保存します。別環境への移行、レビュー、バックアップに使えます。

MCPサーバー

フローをツールとして扱う導線です。エージェントや外部クライアントから利用する設計に適しています。

共有可能なプレイグラウンド

入力と出力が整ったフローを、利用者が試せる形で共有します。公開前に出力内容を必ず確認してください。

埋め込み

有効な環境では、サイトや業務ポータルへ組み込むための情報を確認できます。

公開前レビュー

名称、説明、入出力、利用量、アクセス範囲、扱うデータを確認し、必要に応じて管理者へ相談します。

Files と Knowledge を使う

Files

Assets > Files では、フローから参照するファイルを管理します。 一覧には名前、種類、サイズ、更新日時が表示されます。

  • Upload Files: ファイル選択またはドラッグアンドドロップでアップロードします。
  • Search: ファイル名や種類で絞り込みます。
  • Rename: 行メニューまたは名前セルの編集から名前を変更します。
  • Download / Delete: 複数選択して一括操作できます。

Knowledge

Assets > Knowledge では、ナレッジベースを確認します。 ナレッジがない場合は、取り込み用テンプレートからフローを作成できます。

  1. Create knowledge を選びます。
  2. 作成された取り込みフローで対象ファイルや処理内容を設定します。
  3. 取り込みを実行し、結果を確認します。
  4. Knowledge 一覧で検索、確認、削除を行います。
ナレッジへ登録するファイルは、社内ルールに沿って選定してください。個人情報、契約情報、未公開情報を含む場合は、共有範囲を確認してから登録します。

MCP サーバーを管理・利用する

MCP サーバーを登録すると、外部ツールやサーバーの機能を SenyaFlo のコンポーネントとして利用できます。 ビルダーのサイドバーから追加でき、設定画面で管理できます。

登録・編集

  1. Settings > MCP Servers を開きます。
  2. Add Server から新しいサーバーを追加します。
  3. 登録済みサーバーの行メニューから編集または削除します。
  4. 変更後、ビルダーのサイドバーで検索できるか確認します。

フローで使う

  1. ビルダーのサイドバーで MCP セクションを開きます。
  2. 利用したいサーバーまたはツール名で検索します。
  3. キャンバスへ追加し、入力値と接続先を設定します。
  4. 実行して、外部ツールから期待した結果が返るか確認します。

管理機能の使い方

General

プロフィールや表示に関する基本設定を確認します。表示される項目はログイン方式や有効機能により異なります。

Global Variables

複数のフローで再利用する値を管理します。値の種類、適用先フィールド、名称をわかりやすく設定します。

API Keys

外部連携で使うキーを作成・確認・削除します。作成後は必要な相手だけに共有し、不要になったら削除します。

Members

組織メンバーと権限を確認します。管理権限を持つユーザーは招待リンクを作成・取り消しできます。

Usage

現在の実行回数、上限、残量、リセット日を確認します。上限に近づくと警告が表示されます。

Billing

現在のプラン、請求履歴、利用状況を確認します。プラン変更が必要な場合は管理者に相談してください。

Messages

実行時のメッセージ履歴を確認します。利用者から問い合わせがあった場合の切り分けに役立ちます。

Shortcuts

作業効率を上げるショートカットを確認・変更します。チームで同じ操作説明をする場合は標準値をそろえると便利です。

メンバー権限の考え方

権限 主な利用者 できることの目安 運用上の注意
owner 組織責任者 組織全体の管理、重要設定の確認 人数を最小限にし、退職・異動時はすぐ見直します。
admin 管理担当者 メンバー招待、招待取り消し、管理画面の確認 招待リンクは対象者だけに共有します。
editor フロー作成者 フロー作成、編集、テスト、共有準備 公開前に入出力とアクセス範囲を確認します。
viewer 確認担当者 フローや履歴の確認 編集が必要な場合は editor または admin に依頼します。

フロー公開前チェックリスト

公開後に利用者が増えると、意図しない入力や実行回数の増加が起こります。小さく公開し、実行結果と利用状況を確認しながら広げてください。

安全に利用するための注意

フロー作成時

  • ノード名、説明、メモに秘密情報や個人情報を書かない。
  • 出力結果に不要な内部情報が含まれないようにする。
  • テスト用の値を本番向けフローに残さない。

共有時

  • 共有プレイグラウンドは、入出力と公開範囲を確認してから有効にする。
  • API キーは用途ごとに分け、不要になったら削除する。
  • 招待リンクは対象者だけに共有し、不要になったら取り消す。

困ったときの切り分け

フローが一覧に表示されません

検索語、表示タブ、フォルダー、権限を確認します。別フォルダーにある場合や、閲覧権限がない場合は表示されません。

新しいフローを作成できません

利用権限、利用量、ブラウザーの状態を確認してください。権限が不足している場合は管理者に依頼します。

ノード同士を接続できません

入力と出力の種類が合っていない可能性があります。変換用コンポーネントを追加するか、別の端子を選びます。

実行が途中で止まります

必須項目の未入力、外部ツールの応答、入力形式、ナレッジ参照、利用量を順番に確認します。

ファイルをアップロードできません

ファイル形式、サイズ、ネットワーク状態を確認します。失敗行に再試行リンクが出る場合は、再試行してください。

ナレッジが期待通り検索されません

取り込みフローが成功しているか、対象ファイルが正しいか、検索したい情報がファイル内に含まれているか確認します。

MCP ツールが見つかりません

Settings の MCP Servers に登録されているか確認します。登録後、ビルダーのサイドバーで再検索してください。

利用量の警告が表示されます

Settings の Usage で残量とリセット日を確認します。継続利用が必要な場合は管理者に相談します。

用語集

フロー複数のコンポーネントを線でつないだ業務処理の流れです。
コンポーネント入力、処理、出力など、フローを構成する部品です。
ノードキャンバス上に配置されたコンポーネントのことです。
プレイグラウンドフローの入力と出力を試すための実行画面です。
ナレッジファイルなどの情報を検索・参照しやすい形で利用する仕組みです。
MCP外部ツールやフローを、エージェントが利用できるツールとして扱うための仕組みです。
APIキー外部連携でアクセス元を識別するためのキーです。用途ごとに管理します。
グローバル変数複数のフローで共通利用する値です。名前と用途を明確にして管理します。